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アイテム情報

文書群名
郡山藩医谷家関係文書
解題
近世文書7点。財団法人大和文化財保存会からの寄贈文書。
宝暦3年10月の「万葉方書付」（4-1-4）の末尾に「谷氏」と記されていることから、本文書は郡山藩の藩医を勤めた谷家の関係文書と考えられている。
「医工宜慎持之法」（4-1-1）は、安土桃山時代の有名な医者である曲直瀬道三の治療法を記したもの、「診候薬註一紙之約術」（4-1-5）は、脈による診察方法などをまとめたものであり、両文書には朱字の書き込みがある。慶長18年正月に分部藤兵衛が記した「能毒集」（4-1-2）は、江戸時代における薬の種類とその効能を記したもの。享保4年正月「覚[薬ニ付] 」（4-1-3）、「万葉方書付」（4-1-4）は、薬の調合、使用量、説明などを記したもの。「聞書」（4-1-6、4-1-7）は薬を作成するための調合材料、分量、調合方法を記したものであり、江戸時代の医術、本草学の一端が窺える文書である。
請求記号
4-1


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