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2024-04-20
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アイテム情報
絵図名
和州芳野山勝景圗
絵図名ヨミ
ワシュウ ヨシノヤマ ショウケイズ
絵図別名
吉野山名勝考
吉野名勝考
和州芳野山勝景図
扶桑名勝圖
扶桑名勝図
著者
貝原, 益軒 (1630-1714)
刊年
1713
出版者
丸屋善兵衛
出版地
[京都]
出版日付
正徳3[1713]
形状
1帖 ; 31×34cm
解題・関連資料等
貝原益軒が正徳3年(1713)に出版した吉野山案内記。
竪30.5cm、横17cm、折山が22折りの大型の折本で、やや厚手の美濃紙を一折として継ぎ合わせる。 巻頭の三面には「棲神霊藪」の大字があり、続いて吉野山の由来を述べる。 この後、見開き八面に亘り、当時の実況を忠実に描いた写景図形式で、六田ノ渡しから上の安禅蔵王堂まで吉野山の満開の桜を描き、 全体に丁寧な彩色を施している。
絵図部に続く八折半は「吉野名勝考」と題する吉野の地誌である。 文章の部分はいずれも既刊の「和州巡覧記」の記事に若干の修正を加えたものである (
平井良朋「大和の書物 (20) 和州吉野山勝景図」
『月刊奈良』25巻5号)。 奥付には「平安書林 三條寺町西へ入 丸屋善兵衛」とあり、朱色の表紙を使用。
貝原益軒は、若い頃からしばしば大和を訪れ、元録9年(1696)には「大和巡覧記」を出版。 これは、益軒自身が現地を踏査し、観察した事実を盛り込んだ新しい型のガイドブックであった。 本書はその後17年を経て、吉野の部分だけを抜き出し、益軒の原画をもとに彩色の風景画を添えたもので、益軒は吉野に対して強い関心があったことが窺える。 (千田稔著『
風景の構図 : 地理的素描
』)。
注記
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
巻頭「吉野山名勝考」
尾題「吉野名勝考」
題簽中央四周飾り枠「和州芳野山勝景圖」
巻頭に題辞「捿神靈藪/甘白書」あり
序文に「正徳癸巳年 八十四翁貝原篤信記」とあり
続き図8折分あり(彩色)
著者及び出版年は「正徳癸巳年 八十四翁貝原篤信記」の跋より
書型: 折帖仕立て, 見開き全24面
彩色
平仮名交じり文
折本
請求記号
T-2-89
資料ID
556007026
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所
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