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アイテム情報
絵図名
南都社寺名所記
著者
筒井, 梅吉
刊年
1897
出版者
筒井梅吉
出版地
奈良縣添上郡奈良町
出版日付
明治30[1897]
形状
1枚 ; 25×42cm
解題・関連資料等
筒井梅吉が明治30年に発行した奈良名所案内記。筒井梅吉は江戸後期以来奈良で名所案内や絵図を発刊していた老舗の絵図屋(井筒屋)出身で、明治26年から昭和4年の間に 36点の出版を手がけている。この大仏図入りの「南都社寺名所記」は、猿沢池周辺から興福寺境内春日社境内、手向山八幡宮・二月堂周辺までの四十七ケ所の名所について、 見物順に▲印で名所を記して由緒を簡潔に書いている。続いて、大仏殿及び回廊の絵の上に大仏の大きさを詳述し、その由緒を述べる。 さらに、南大門、氷室社、雲井坂など七カ所の名所を見物順に列記し、ほかに「めいぶつめいさん多しといへ共これをりやくす」という言葉で終わる。 内容的には、絵図屋のベストセラーの一つである「改正絵入南都名所記」の文章をそのまま用いている。 この墨刷一枚物は定価一銭五厘という安価な絵図なので大量に印刷されたと思われる。 絵図屋では、明治2年4月に一枚物の「奈良寺社名所記」を刊行しているので、久しぶりの改訂出版であつた (吉海直人「「絵図屋庄八」について : 近世以降の奈良出版文化史管見」『同志社女子大学学術研究年報』44-4)。 なお、大仏殿の挿絵の所に「大仏殿西回廊ニて遠矢有之」と記すが、 「
南都大仏殿遠矢之図
」も当館に所蔵。
127 改正繪入南都名所記
[文化2(1805) 安永3(1774)刊本改刻 絵図屋庄八版]
128 改正繪入南都名所記
[文政10(1827) 文化2(1805)刊本改刻 絵図屋庄八版]
126 改正繪入南都名所記
[天保12(1841) 寳暦4(1754)刊本改刻 絵図屋庄八版]
注記
モノクロ
請求記号
T-1-72
資料ID
556007008
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所
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