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2024-04-29
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アイテム情報
絵図名
金峯山吉野山参詣名所之圗
絵図名ヨミ
キンプセン ヨシノヤマ サンケイ メイショ ノ ズ
絵図別名
金峯山吉野山名所之圖
金峯山吉野山参詣名所之図
金峯山吉野山名所之図
著者
信田, 幾次郎
刊年
1893
出版者
信田幾次郎
出版地
大和国吉野郡
出版日付
明治26[1893].6
形状
1舗 ; 36×49cm(折りたたみ18×13cm)
解題・関連資料等
明治26年に信田幾次郎が発行した彩色刷りの吉野山・金峯山名所案内図。金峯山は吉野から山上ケ岳(1719メートル)に至る地域の総称で、吉野山は大峰山脈の北端に位置し、最高峰の青根ケ峰(標高858メートル)から北西にのびる尾根をいう。吉野山から山上ケ岳までの峰続きに建立された修験寺院を総称して金峯山寺という。中世には吉野山に蔵王堂を中心に百数十ケ寺、山上にも本堂を中心に三六坊を数え、修験道の根本道場であった。明治初年の神仏分離令で金峯山寺はすべて廃寺になり、本堂と数ケ寺の塔頭は神社名に変身して廃絶を免れたが、他の寺院は廃絶。その後の修験道復帰の陳情で、明治19年(1886)天台宗修験派寺院として復活。同25年2月に大阪・王寺・高田が開通。同26年5月高田・桜井間が完成。参詣者は鉄道を利用するようになる。図中の下段に吉野川と桜が満開の吉野山を配置し、上段に青根ヶ峰から山上ケ岳までの大峰山脈を遠望。建物の中でも「大峰山本堂」「金峰山寺蔵(王)堂」「官幣吉野宮」を大きく描く。「官幣吉野宮」は明治22年に創建、同25年竣工。吉野宮の竣工や大阪と奈良盆地の鉄道開通に刺激されて本図を発行したのであろう。吉野山から主要都市や名所までの距離も一覧表にして記載する。
注記
題簽:金峯山吉野山名所之圖
色調: 彩色
請求記号
T-2-93
資料ID
556007030
所在
ふるさと貴重書庫
貸出区分
禁帯出
カテゴリ
絵図
名所
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